「手紙」


最愛なるあなたへ

 

もうすぐ僕の好きな季節がやってきます。
僕は春生まれで、やっぱりこの季節が好きです。

でも、自分が生まれた春は好きな季節だけど、
夏になればヒマワリが咲くから夏が好きだと言うし、
サツマイモや栗やサンマ、好きな食べ物が多い秋が好きで、
冬はあなたに似合う季節だから好きだと言ってみたり・・

そんなわけのわからない僕でごめんなさい。

僕は欲張りなのかもしれないね。
春は好き。だけど、夏も秋も冬も好き。
そうやって、全てを好きになれたらいいなあなんていつも思っているんだ。

どんな季節も好きになりたいし、
自分が見るもの聞くものの良いところを常に感じていたいと思うんだ。
どんな人と接する時もそう。
好き嫌いはせずにその人の良いところを探せるようになりたい。

といっても、その中でもやっぱりとても好きなものってのは存在するのだけど。
全ての人間を好きになっても、その中であなたは特別だと思えたり。

・・・

ところで、ヒマワリの花言葉を知っていますか。
そう、ヒマワリは僕がとても好きな花。
花言葉は、「崇拝」や「あなたを見つめる」。
常に太陽を見つめつづける一途さが感じられる花言葉です。

そんなことを書くと、僕には似合わないって思われるかな。
自分では意外と一途な方だと思ってるんだけどなぁ。なんてね。

僕がヒマワリを好きなのは、
自分に無い物へ憧れるためかもしれません。
常に太陽を見つめつづけ、高く高く伸びていくヒマワリ。
そんなヒマワリの強さに憧れているのかも。
ヒマワリに限らず、僕は僕に無いものを求めつづけているのだと思います。

あなたのことも、
僕には無い向上心や、プライドの高いところ、
自分がこうと決めたことへひたむきに向かっていく姿。
そんなあなたを好きになったのかもしれません。

いつか、あなたの内にあるその強い心に負けないような心を、僕自身が持つことが出来たら、
このあなたへの不毛な感情を打ち消すことが出来るのかもしれませんね。

いつかそんな日が、
来て欲しいような気もするし、永遠に来て欲しくないような気もするし・・。


結局良くわからない感じになってしまいましたが、このへんで失礼しようかと思います。
僕の文章がまとまらないのは、いつものことだから許してください。


こんな文章をここまで読んでいただけた事に感謝します。
返事はいらないです。こんな手紙の返事を書こうと思っても困るだけでしょうから。
それでは、
体調にお気をつけてあなたらしく生きていてください。
またいつかどこかで、たまたますれ違った時にでも・・・。


あなたを想う季節はずれのヒマワリより


 

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